ネズミとはどこにでも生息しているものであり、日本においても例外ではありません。ネズミには大各分類して、人の住まいに生息するイエネズミと、山野に生息するノネズミに分けることができます。下水等に生息するドブネズミ、屋根裏やビルなどの住宅内に生息するクマネズミ、自然環境が近くにある家屋、倉庫や物置に生息するハツカネズミなどが、イエネズミに分類されます。
家に住み着くタイプのイエネズミの生態は次のとおりです。
1.ドブネズミ
毛色は灰褐色であり、体長約約18~28cm、体重約150~500g、性格は荒く獰猛であり生息場所は下水・台所・地下・ゴミ捨て場など湿った場所を好みます。
食料は雑食であり魚介類や肉類を好んで食べます。特徴としては、耳が小さく泳ぎが得意です。
性格が獰猛であることから人を咬むこともあります。縦移動することはあまりなく、基本的には平面的に行動します。
2.クマネズミ
毛色は黒色・茶褐色であり、体長約約14~24cm、体重約150~200g、性格は警戒心が強く臆病、生息場所はビルや天井裏など乾燥した高い所を好みます。
食料は雑食であり穀物や種実類、昆虫を好んで食べます。特徴としては、耳が大きくしっぽが長いです。高いところによじ登るのが得意であり、複数階ある建物などでは立体的に縦行動をします。警戒心が強く罠に掛かりにくい傾向にあります。
クマネズミにおいては殺鼠剤に強い、スーパーラットと呼ばれるものもいます。クマネズミにはイエダニが多く寄生していることもあり、健康被害についても危惧しなければなりません。ここ近年では、都心部で増殖している傾向にあります。
3.ハツカネズミ
毛色は褐色・黒色であり、体長約約6~9cm、体重約10~20gと非常に小柄です。性格は穏やかで好奇心旺盛、生息場所は田畑や倉庫・物置・自然環境に近い建物など狭い場所を好みます。
食料は雑食であり穀物や種子・野菜を好んで食べます。特徴としては、耳が大きく独特の臭いがあります。生命を維持するにあたり渇きに強いです。
好奇心が強いことから罠に掛かりやすい傾向にあります。体が小さく小柄であることから、極小の隙間から侵入することも想定されます。
コメント