ネズミは、哺乳類ネズミ目(齧歯目)に分類されており、種類はハツカネズミ、ドブネズミなど、全世界において1000種類を超える数が確認されています。ネズミとはほとんどの種類がにおいて、丸い耳・尖った鼻先・長い尻尾などの外見的特徴があることから、1000種類を超える種類の中から、との種類のネズミであるのかを見分けることは困難を極めます。
また、ネズミの前歯は一生伸び続ける性質にあるため、常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす必要があるのです。仮に硬いものをかじらない状態が長く続くと、伸びすぎた前歯によって食べ物が口に入らなくなってしまい死んでしまいます。また、ネズミには次のような特徴があります。
・環境に適応する能力が高い。
・学習能力が高い。
・夜行性であるため、聴覚や嗅覚などの目に頼らない感覚器官が発達している。
・視覚はあまり発達していない。
・感覚的に遠くの動きを察知することができる。
・自分たちで巣作りをし、爆発的に繁殖する。
・繁殖力が非常に高く、生後2~3ヶ月で繁殖が可能。
・建物の陰などに沿うように移動し、移動経路がほとんど変わらない。
・個で行動をしない。
・集団行動を主としている。
・雑食であるため、人が食す食べ物であれば大概食べる。
・狭い場所での活動が可能であり、約1.5cmの開口部であれば通行可能。
・通れない小さな穴であれば、自らかじって穴を拡大し通路として確保する。
ネズミとは非常に私たちの身近にいる存在であり、住宅内においてもネズミの存在を感じることがあるでしょう。このように、ネズミが身近にいることの確証を「ラットサイン」と称しています。これは、ネズミが住み着くことにより発生する、糞尿、足跡及び通り道のことを指しています。ネズミの通り道は特徴的であり、何回も同様のルートを通行することが多いため、ネズミ自身が持っている汚れや油で通った痕跡が黒光りして分かるのです。
また、不衛生なことにネズミは尿をしながら移動しています。ネズミが排泄する尿には多くの蛍光物質が含有されているますので、暗いところでブラックライトを使用すると、比較的時間が経過していない尿は青白く、時間が経過している尿は黄白に発光して確認できるため、ルートを特定することができるのです。ラットサインを確認できれば、住宅内においてどのようにネズミが徘徊しているのかを特定できることも、大きな特徴となっています。
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